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やれやれ2題

我が家にやってきたAIはあまり賢くない、というよりも耳が良くないらしい。

「プレイリストの○○○○ベストをかけて」―ピコ、とエラー音で無視されるパターンが最も多く散見され、次いで見当違いの固有名詞を聞き取ったらしく、そんなプレイリストはない、と吐き捨てられる(?)パターン、これが一番理解できないのだが、「○○○○のプレイリストを聴きたいですか?」と念押し(?!)されるパターン。そこで「ハイ」などと答えるとまあ無事再生はされるのだが、果たしてこのやりとりに何の意味があるのか。

たまに、リクエストがあっさり通ると小躍りしたくなるが、冷静に考えてみると精度が低いわけで、毎回そうでないと実はおかしいのだ。

本当にAIは話しかければかけるほど賢くなるのか。育てているうちに飽きてしまいそうで正直不安だけれど、折角購入したのだから何とか活用したい。
現時点では天気予報とか調理用のタイマー(これは便利。残り時間も聞けば教えてくれるのだ)とか、タブレットで十分な機能に限定して使用しているが、それじゃ勿体無いもの。

まあもう少し様子を見よう。初めてのAI、なんとか歩み寄って仲良くなりたいものだ。


コード・ブルーの特別編?を見ている。つい最近まで1st、2nd シーズンを再放送していたのだが、やはりそれらと比較してしまうと3rd シーズンに対して不満が募るのは仕方がないと思わされる。

メインキャスト5人の描かれ方の安っぽさと薄っぺらさ(?)ときたら!
次々起こるアクシデントや、とってつけたように湧き出してくる伏線の数々、それらを強引にまとめようとして起きる小さな矛盾や強引さの数々。
映画もどうせこの路線を踏襲し、恋愛沙汰まで乗っけるのだろう、そう踏んでいたけれど…もしかしたら、もしかしたら何かの間違い(ん?)で先の2シーズンのような感動を与えてくれるのでは、と小さな期待を抱きつつ、ネタバレサイトを見に行ってみた。

…敢えてその結果は書かない。書かないことでお察しください(?!)

果たしてキャストの皆さん、特にオリジナルからの5人は何をどう思ってこのシナリオを演じきったのか。
それは3rd シーズンも含めて、だけれど「何も感じることなく」与えられた役を演じただけ、なのか。それとも何か思うところがあったのか・・・少なくともプロモーションでの番組出演や雑誌の記事などからは否定的な感情は見出せなかった。ま、何らかの負の感情を持ったとしてもプロだしねえ。

いっそ興業的に失敗してしまえ、とすら思う私はひねくれているだろうか。
でも、もし万が一にも成功してしまったら。企画したフジテレビの連中(笑)が高笑いする様は見たくない!

綺麗に2nd シーズンで終わらせて欲しかった。どうしても3匹目の泥鰌を狙いたかったのなら脚本家を変えないで、硬質な医療ドラマの側面を残して欲しかった。
恋愛ドラマを描くのがお得意の脚本家を起用するあたり、確信犯だったと思う。そう、山P狙いの女性ファンをカンタンに取り込むにはそういう要素を入れ込むことが不可欠、と感じたんだろうな、プロデューサーが。

恋愛要素を綺麗に入れ込んで、尚且つ医療現場(厳密には違うけど)で活躍するヒロインを描いた、とてもバランスの取れているドラマ、アンナチュラルの再放送が明日から始まる。
ちなみに、このドラマも完全オリジナルだけれど、なんと脚本家はあの「逃げ恥」を書いた人!
一風変わった、でも私を含め数多の人たちを惹きこんだ完璧な社会派恋愛ドラマの作者が、一から脳内で作り上げた脚本は、見事に伏線を全て回収しきって、見ている側はぐうの音も出なかった。

…もし、もしも、コード・ブルーの3rd シーズンを野木さんが書いていたら…レバタラ、が意味を持たないことをわかっていても、折角確立されていた5人のキャラクターがここまで踏み荒らされてしまうと詮無いこととはいえ、つい考えてしまうのだ。

ああ、どうしてこれほどまでに薄くて芯の無いセリフばかりなんだろう。白石と灰谷、同様に指導医とフェローの会話、もだけれど全く心に響かない。何故なんだろう。もうそもそもダメ、という先入観で見ているから?

大事な思い出を壊されたような気分。録画してある1st、2ndを明日、また見直そうと思う。

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