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旅の終わりに

いつの間にか月替わりしていた。
先月末のちょっとした記念日を内地の某観光地で迎え、その楽しかった時間と現状とのコントラストがあまりに激しいため、テンションが下がりきっている。

それにしても今年は台風のなんと多いこと。
考えてみると、私の最近の旅、は常に気象状況との闘いだったように思えてならない。今回だって旅の前後のみならず、真っ最中に最も開いたのは気象に関するアプリだった。

現に、帰路の便を、偶々空港に早く着いたこと、同行者が体調不良だったこともあって1時間早いそれに変更したところ、当初載る予定だった便が欠航になったことを知って背筋が凍った。
案の定、変更した便はあっという間に満席になり、空席待ちが何人も出てしまったではないか。座席指定したときも、残っていた窓際の席は僅かで、これもギリギリ。
バゲージだって一時できなかった。つまりこの便すら飛ばすかどうかギリギリまで判断に迷っていたのだろう。

今週末は家人が所用で内地に行くのだが、どうやらそれも台風の影響をモロに受けそうで・・・ってこれも私の所為?!
臨機応変な対応なぞまずできない人なので、航空会社からの通知はこちらで受け取り、逐次コントロール(?)することにした。
24号はスピードが落ちたが、25号は気温も下がるからもしかしたら上がるかもしれない。
刻一刻と変化するであろう状況をよく把握して判断しなきゃ。



ちなみに、冒頭の某観光地、はン十年昔には良く訪れていた場所だった。
大々的にリニューアルしてからは一度も足を運んだことが無く、恐らく一生行かずに終わるだろうと思っていたが、旅の行き先を考えていたらふとそこが頭に浮かんだ。

親戚の家から近いこともあって宿泊したことはなかったのだが、一番最近できたという敷地内のホテルは清潔で雰囲気も良く、部屋は最上階だったから田園の景色を楽しめてしかも静か。
食事は2食ともバイキングだし、まあ子供が多くて賑やかだったけれどこれも非日常と割り切ってみれば十分楽しめたし実際料理もバラエティに富んでいて意外に美味しかった。

温泉を楽しみ、これまたン十年ぶりの水着を思い切って着て(このためだけに買いましたよええ)、でも、子供たちには1日じゃ遊び足りないだろうけれど、オトナにとって、ここは確かに1泊で十分だと思わされた。

小奇麗に変わってしまったけれど、メインの建物は構造がそのまま残っていて、幼い頃には広大に感じられたけれど、今になって改めて見たら決してそうではなかった。
リニューアルしたといってもそれなりに時間が経っているからあちこちが古く、清掃も行き届いていないからお世辞にも清潔とは言えない箇所も少なからずあった。

それでも、本当に行ってよかったと思う。連れて行ってくれた友人には心から感謝したい。


それにしても、現実ってつまらないし苛酷。ずっと旅の中、夢の中でたゆたっていたかったなあ・・・って、「儚いから綺麗」。
さあ、夕飯の支度をしなきゃ。私の日常、はここにあるのだ。

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