ライブドアに家宅捜索が入ったとのこと。それも12時間にも亘って。
この報を聞いて、①「いい気味だ」と思う人もいれば②「どうして?」とまず思う人もいるでしょう。中には③「ホリエモン可哀想」などという声もあるかもしれない。
…ちなみに私は①。
今回違法性を問われている内容について今情報番組で説明しているけれど、所謂「風説の流布」らしい。
何となく犯罪にはそぐわない、どこか叙情さえ感じさせるこの名称。
要は誤った情報をわざと流し、その情報操作によって株価を上昇させるという、極めてシンプルな手口ながらなかなか効果はあるようですね。
ニッポン放送の時間外取得による株の保有、その後もちょっと胡散臭い企業も含めた買収劇を繰り返し、ライブドアという会社は短期間で大きく成長していきましたが、どうにも私は社長である堀江氏には好感をもてませんでしたし、フジテレビとの攻防戦にホワイトナイトとして登場した北尾氏が手厳しく彼をやり込める言葉に快哉!と叫んだことは記憶に新しい。
彼の、目的のためなら手段を選ばない、そしてそれを恥じるでもなく逆に誇示する、あの、人を見下したような顔つきはどうにも生理的に受け付けないのです。
今回の件、報道を聞いている分には明らかに恣意的な情報操作であり、仮に堀江氏本人が関与していないにしてもトップとしてそこは言い逃れできないでしょうね。ましてやあの会社が典型的なトップダウンであるという印象が一般的には強く刻まれているから。
万が一にも「風説の流布」という存在そのものを知らなかったとしたら…ありえないか。私のようなドのつく素人ですら耳にしたことのある言葉なんだし。
今日一日でライブドアの株価は下落。失墜した信用を取り戻すのにはかなりの時間を要するでしょうね。これでもし堀江社長が逮捕でもされたら…ただ今回の件に関しては非常に作為的なものを感じました。
今日は、阪神淡路大震災があった日であり、宮崎勤被告の上告審の判決が出される日。
そして、あのヒューザーの小嶋社長の証人喚問の日でもありましたが、さて新聞の一面は?
わざわざ1月17日を選んだだけでは飽き足らず、更なるスケープゴートまで用意して臨んだ証人喚問は恐ろしいほど滑稽な茶番劇に終始しました。
刑事訴追という立場を楯に取り、都合の悪い-彼自身にも、その陰にいると思われる連中にも-ことは全て答えず。
民主党の長妻、馬渕両議員の理路整然とした追及以外見るべきところは全くありません。国民新党の糸川議員の5分を締めくくるあの捨て台詞とも取れる言葉は、まさに私たち国民の怒りを代弁しているかのようでしたが…
ちなみに、私が愛読しているブログ「きっこの日記」ではこの耐震強度偽造問題について非常に詳しく、「何でここまで知っているの?!」と聞きたくなるくらいの情報が大量に記されています。
いや、ここまで書いてしまって本当に大丈夫なのだろうか。ちょっと心配。
敢えてリンクはしませんが、検索ですぐヒットしますのでぜひご一読を。
もし、きっこさんが書いているエントリが全て事実であるとするならば…私たちはいったい誰を信じたらいいのだろう。
まともな類の政治家の一人と期待していた安倍氏までもが信じるに足る存在でないとしたなら、もう自民党には全く未来はないでしょうし、その自民党と少なくとも私は心中なんかしたくはありません。
お口直し(?)にかわいいれいあの寝顔を。
天使のような寝顔ですが、ひとたびボールを咥えると粘着気質猫に変貌します。
人が何をしていようがお構いなしに「投げて~」
少し甘やかしすぎたかも。でもホントにかわいいの。つい構いたくなってしまうのです。