さよなら、5人組
私はコアなファンではないけれど、常にその存在を意識はしていたし、それなりに好きなアイドルではあった。
…涙。中居クンが旅の夜に流したそれ、が、今となってはあまりに象徴的で、彼のメンバーへの想いはどれほど深いものだったか痛いほどわかる。だのに、何故?
これが最後だなんて。この放送が終わったら5人が揃うことは無くなるなんて。
終わらないもの、変わらないものなんかない、それは昨年、嫌という程実感させられたはずなのに。
いいとも、が終わった時もそうだった。あるべきものが無くなってしまうことの恐怖。明日からどうしよう、と途方に暮れてしまう心細さときたら。
どうしてなのかな。誰がイケナイのかな。何が悪かったのかな。
STAY。ずっとこのままいられたら。でも時は間違い無く止まらないから。永遠なんてありえないから。
必ず、終わり、は来る。
私は「らいおんハート」が一番好きだった。君を守るためだけに生まれてきた…そんな風に言われたら、その瞬間に死んでもいい(え?) とさえ思うくらい、あの曲の持つ優しさは別格だった、彼らの楽曲の中で。
この5人の絆を引き裂いた「誰か」がもしいるのなら…いや、例えそうであっても覆水盆に返らず。時間が解決してくれるような話ではなかったからこうなったのだろう。
評判になることは間違いないと思っていたら、実際そうなったのがSoftbankのCM。あの1本のCMのためだけに契約をした、という記事をネットで読んで、自分が契約しているキャリアであることが誇らしくなった。
あの頃、彼らがこんな最期を迎えることになろうとは思いもしなかったし、それはファンも彼らも同じ。
デビュー当初から彼らを支えて彼らに支えられて来た人たちの心中は計り知ることもできない。
最低限、そういう人らには何らかの、納得がいくような、腑に落ちるような説明をしてあげて欲しいなあ。それこそが事務所サイドに課せられた義務ではないだろうか。
5人がこれからどのように活動していくのか、注目したいけれど、やっぱりビストロのように5人揃って楽しそうに画面の中にいるシーンが見られないのは…寂しい。