びっくり6割、残りは・・・
ボランティアさん宅で保護されている猫のお世話を少しだけ手伝っている。
まだ生後1ヶ月くらい?でも離乳もトイレトレーニングも済んでいる、という話だったのに、実際に対面したら、もうびっくり。
確かに歯も生えていて(犬歯)、動きは活発。でも・・・あまりに小さい。栄養状態は悪いし、聞けば保護当初から下痢が続いているそうだ。
体重は?と聞くと計っていない、と言われて再度びっくり。とりあえず計ってもらったら・・・この状態でよく離乳なんかさせてしまったものだとまたまたびっくり。
まず下痢を止めなければ命に関わる。頼んで獣医さんを呼んでいただいた。
ボランティアさんが仕事に行かれたので私は子守と留守番。
往診してくださった先生も危機感を抱いてくれたようで、離乳食と粉ミルク(安価な子猫用の缶詰と月齢的に早いドライしかなかった)を買いに行ってくださった。
ミルクはもう飲まない、と聞いていたがどうしてどうして。
お皿に盛り付けたフードにかけたらむしろ大喜びで食べてくれるではないか。
更に、別の器に溶いて与えたらこれも喜んで飲んでくれる。これは明らかに離乳が早かったのでは?
内臓もまだちゃんと成長していないのに、早めに形のある食事に切り替えてしまったことが下痢の原因のひとつではないかと推測される。
離乳は人間の都合でさせてはダメ。体重の増減も毎日チェックしなければ。下痢を放置なんてもってのほか。
聞けば、この子猫たちを最初に保護したのは他の獣医さんだったそうで、それが最大のびっくり、だった。
往診してくださった先生は採便して帰られたが、とりあえず乳酸菌製剤を処方してくれた。
検便の結果は特に悪いものではなかったので、追加での整腸剤投与は必要ないとのことだったが、ちゃんと乳酸菌飲ませてくれているのかな?今日見たらあまり減っていなかったからちょっと心配だけど。
で、今日計ってみたら多少なりとも体重が増えていて、便もまだ柔らかいけれど形にはなっていた。
多分初乳は飲んでいるだろうけれど、まだまだ生育状態は悪いのでせめて体重チェックと投薬はちゃんとして欲しいなあ。なんてことを言うなら毎日通え、という話になるんだけど流石に私もそれはできないから・・・後は子猫たちの運次第。無責任な書き方、か。スペースが我が家にあれば迷わず引き取ってくるんだけど・・・
少なくとも、最初の獣医さんのところにいたらどうなっていたかわからないし、その方が体調を崩されてボランティアさんのところに来たからこそ、違う獣医さんに診てもらえた。ここまではこの子達、運が強いと言えると思う。
保護宅には他の成猫がいて、グルーミングしてくれているので、子猫たちの便の状態(細菌感染とか寄生虫とか)が心配だったけれど、異常がないならどうかたくさん舐めてやってほしいな。とにかく食に貪欲な子たちなので全身ご飯まみれになってしまうから(笑)、その都度お湯で洗うのもかわいそうだし。
あまり口出しし過ぎるのも良くないと思いつつ、最低限言いたいことは言った。ホント、往診の先生がいてくださって良かったし、その先生と意見が一致したことにも安堵した。
どうか子猫たち、元気に育ってくれますように。