落ちてました@命拾いだね
憧れの君からメッセージが届いた。素直に嬉しい。
やはり↓だったようだ。それでも仕方がない。それがあなたの選んだ道なんだから。
頑張って、頑張り続けてください。ってエールを送ってもここを彼が見ることはまずあり得ないんだけどね。
昨日の午後、事務所で仕事をしていたら、どん、という衝撃音がした。
玄関の辺りだ。慌てて外に出てみると、クロが座り込んでいるその目の前に鶯色の物体が。
…ガラスに当たったんだ!
動くことができないのだろう、傍に捕食者がいるにも関わらず微動だにしない。
きょとんとした目。長く出されたままの舌。駆けつけてきた家人が拾い上げるとその物体-野鳥は微かに抵抗を見せた。
どうやら首は折れていない。羽も不自然な形に曲がったりしてはいないし、外傷もなさそうだ。
それでもショック覚めやらぬ、といった風情で口をぽかーんと開けたまま、当座の住処にと用意した籐のくずかごに入れても羽ばたこうともしない。
ネットでいろいろなページをさまよううちに、その鳥がヤマゲラであること(そうだろうとは思っていたが)。恐らく脳震盪だろうことや、放っておけば勝手に回復して放鳥できることなどがわかってきた。
とりあえず30分ほどして舌も引っ込んだので、庭先に出してみる。でも飛びそうにない上に近所にはクロだのちびだのカラスだのがうろちょろしているのでもう一度捕まえてくずかごへ。
で、拾ってから約1時間が経過した頃覗いてみると、ヤマちゃんは大人しくくずかごの中で英気を養っている。
うまくすりゃ今日、暗くなる前には放してあげられるだろうと予測していたのだが、それから15分もしないうちにかごの中で羽の音が。
慌てて外に持ち出したかごの上から蓋代わりのダンボールと重石を外したらあっという間に飛び去ってしまった。
ああよかった。大団円。
それにしても偉かったのはクロ。
目の前に新鮮なご馳走(?!)が横たわっていたにも関わらず、我々の救助活動を妨害するでもなく、そもそも私が現場に駆けつけるまでの2~3分の間によくもまあ食いつかなかったものだ。
またまた株を上げてしまったね。今日はご褒美に美味しい缶詰あげようね。